GIMP | GIMPでクロスプロセス風の画像の作り方 目次
GIMPでクロスプロセス風の画像の作り方
クロスプロセスとは、「ポジフィルムをネガフィルム用の現像液で またはネガフィルムをポジフィルム用の現像液処理する現像テクニック」のことです。本来の使うべき現像液を使わないで現像するため、奇抜な色合いやコントラストの写真が生まれます。これをデジタルで行うのをデジタルクロスプロセスと言います。
これはGIMPでも行うことが出来ますので、今回はその方法をご紹介します。
①レベルを選びます
色メニューからレベルを選択します。
②緑チャンネルの補正をします
チャンネルを緑にして、▲と△のスライダーの間隔を狭めます。
③青チャンネルの補正をします
チャンネルを青にして、▲と△のスライダーの間隔を狭めます。
④明度チャンネルの補正をします
チャンネルをRGBにして、明暗を確認しながら▲と△のスライダーの間隔を狭めます。
補正が終わったら、最後にOKをクリックします。
⑤デジタルクロスプロセスの完成です
GIMPとは
撮った写真等を補正したりするのに必要なのが、フォトレタッチソフトです。
代表的なアプリケーションはPhotoshop CCです。しかし、このアプリケーションは、現在では月額制で、お金がかかります。Photoshop CCは、プロ用途で使用するアプリケーションで、そのため販売元であるAdobeでは、一般・家庭向けにPhotoshop Elementsという商品を出しています。
これは月額制ではなく買い切りのアプリケーションです。ただ値段が高く、最新版のPhotoshop Elements 2021で2万円以上します。本格的なフォトレタッチをするのではなく、仕事で簡単な写真の加工をする程度の方には、手が出しにくい…それが本音でしょう。
そんな方におすすめしたいのがGIMPというアプリケーションです。
このアプリケーションは、フリーのアプリケーションなのですが、有料のグラフィック編集ソフトウェアと比べても遜色のないレベルの機能を備えています。独特のインターフェイスをしていますが、操作は簡単で、コンピュータ上のほとんどの画像の加工が可能です。もともとWEB用のグラフィック編集を想定して開発されたアプリケーションなので、本格的な商業印刷業務には向いていないのですが、仕事で簡単な写真の加工をする程度の方には十分なアプリケーションです。
▲これがGIMPの画面で、独特なインターフェイスをしていますが、操作自体は簡単です。
GIMPは元々はUNIX系のソフトウェアでしたが、現在はWindows版、Mac版があります。このアプリケーションがあれば簡単に画像の補正等が出来ます。入手先はこちらをクリックして下さい。そこでお使いのOSの物をダウンロードして下さい。なお私はMacを使用しているので、Mac版を使っております。
▲GIMPのWEBページに行くと、ダウンロードが無料で出来ます。